<< 近江商人魂〈上巻〉 | トップページへ | 近江商人―現代を生き抜くビジネスの指針 >>

スポンサーサイト

  • 2013.08.18 Sunday
  • -

一定期間更新がないため広告を表示しています


近江商人魂〈下巻〉

評価:
童門 冬二
学陽書房
---
(1987-09)
近江商人魂〈上巻〉の続きです。

仁右衛門は利八を誘って北陸に行きます。

そこで、「ノコギリ商売」をものします。

ノコギリ商売とは、行きも儲かり、帰りも儲かる商売のことです。

具体的に言うと、仁右衛門と利八は日本海方面に行って、畳表や日野椀、蚊帳を売って、すべて売り切れると、その代金を全額投じて塩や鯖、塩で処理した海産物を仕入れました。

そして、これらを近江国に持ち帰り、近江国で売ったんですね。

近江には海がないので、塩を使った食べ物や魚類を皆欲しがったわけです。

畳表や日野椀、蚊帳を売って儲かり(行き)、塩や鯖、塩で処理した海産物を仕入れて儲かる(帰り)。

これをノコギリ商売と言いました。
仁右衛門と利八は次第に商いに対する考え方に違いが出てきます。

利八は大名に取り入ることをよしとしましたが、仁右衛門はよしとしませんでした。

仁右衛門は、ある力に頼って商人が仕事をすれば、その力がなくなった時は一緒に滅びてしまう、親亀がこければ子亀もこけると考えていました。

これはリスクリバーサル的な考え方で今でも非常に大事な考え方だと思います。

1つのクライアントに収入の全てを依存するのではなく、10個のクライアントを持ち、収入を分散する。これによって、1つ潰れても9つは残ります。


仁右衛門は結婚し、4人の子供に恵まれました。

そして、長男に商人の心を教える時に行ったセリフ。
おれたちは畳表を売りにきた。しかし、畳表をすぐ買い換えさせるような説明をしてはいけないぞ。近江八幡の畳表は丈夫で何年ももちます。ですから、一度買えばいつまでも使えますよ、と品物の良さを説明しなければダメだ。その場だけうまいことをいって売りつけても、後は知らないということになれば、おれたちは二度とこの里にやってはこられない。一枚の畳表は、おれたちをこの村の人たちが信用してくれるかどうかその実験材料になる。畳表を売ると思うな。信用を売るのだと思え


やはり、ここでも商品を売るより信用を売る、信頼関係を築くことの重要性を問うています。

そして、そんな長男は思いの外、商売の才能を発揮をします。

東北の寒い地域に畳表を売りに行った時に帳奈が客に行った売り文句は秀逸です。
冬の北国では、雪に降り込まれて、みなさんお家の中にいることが多いでしょう。その時、どうしても住む場所や、寝る場所が十分に整ってないと、いきおい気持ちも暗くなります。暗くなった気持ちで考えることはロクなことはありません。おそらく、今年の冬は無事に過ごせるだろうか、来年はどうなるのだおるか、というような心配で胸の中がいっぱいだと思います。ところが、わたくしたちが持ってきた近江八幡の畳表は、そういう悩みを消してくれますよ。この畳表は丈夫だし、また寝っ転がっていても気持ちがいいんです。そして明るい楽しい考え方を生みだしてくれます。この畳表には、そういう効用があるんです。不思議なものですよ。嘘だと思ったら、試しに1枚だけ買ってみて下さい。そして、来年また来た時、みなさんが試した結果を教えて下さい。私が嘘を言ったかどうか、一年寝てみれば分かりますよ。


こんなこと言われたら、僕なら買ってしまいます。。。

実際、この長男のトークで村の人々はどんどん買っていきます。

村人は「畳表におれたちの辛さや苦しみを訴えれば、何か答えが出てくるかも知れないね」といい、長男は次のように答えます。

たとえ、答えが出なくても、この畳表は皆さんの苦しみを黙って吸い取ってくれますよ。畳表は、苦労話のいい聞き手なのです。


うまいっ!長男にざぶとん10枚って感じです。

その後、仁右衛門の4男は長男以上の商売の才覚を発揮します。

江戸で蚊帳をもっと売りたいと考えていた4男はある時、次のようにひらめきました。
江戸の町の人たちが求めているのは涼しさだったです。蚊帳じゃありません。彼らにとっては、欲しいのは涼しく眠るということです。その涼しさを差し上げるためには、蚊帳の色を考えるべきだったです。お父さん、これからうちで売る蚊帳は、この若葉の色にしましょう。


蚊帳を若葉の色にすれば、一段と涼しさを感じることができるということです。

「蚊帳を買っているのではない、涼しさを買っている。」

名言ですね。


行商を続ける仁右衛門とその長男は、新しい需要を見つける度に次のように思います。
品物というのは、商人が勝手に思い付いてもダメだ。それは地域のhとの心にならなければならない。地域の人の心になるというのは、なによりもその地域の空気を知り、住む人々の喜怒哀楽を知ることだ。なにを哀しみ、なにを喜ぶかを知ることだ。そのことが、究極的にはどういう品物を欲しがっているかを探り当てさせてくれる


需要を知るには喜怒哀楽を知る。全く、その通りだと思いますね。
悩みの数ほど、ビジネスはあると考えることもできますからね。


そして、近江商人は1日中働いています。
まだ星が消えないうちに働きに出て、そして星が出た頃に家に戻ると言われているようです。

また、織田信長は時代の空気を読むことが一番大切だと言っています。これは天下を目指す大名だけでなく、商人にも当てはまることですね。時代の空気を読む、これから歯にが売れて、何が売れなくなるのかを感じることは非常に重要です。

この本を読んでから、歴史にすごく興味を持ちました。

これからは、日本の歴史を学ぶことができる本もたくさん読んでいこうと思います。

スポンサーサイト

  • 2013.08.18 Sunday
  • -


2008年に読んだ本:276冊

僕が速読を勉強した教材です!本は訓練すれば誰でも早く読めます

任天堂DSの川村明宏のジニアス速読術
分厚い参考書や大量の企画書を瞬時に読み取りたい人向け。

テレビドラマ「キイナ〜不可能犯罪捜査官』で菅野美穂さん演じる主人公・春瀬キイナは速読が得意で見たものを一瞬でスキャンしたように記憶する類まれなる才能を持っていて、鋭い観察力で事件を解決していくというストーリーです。
菅野美穂さんは役作りのために実際に速読教室に通い、今までの読書スピードより8倍の速さになったそうです。

1〜2時間で1冊の本を読むことはそれほど難しいことではないです。自分の身近には本を書くほど優秀な人はそれほどいないですよね。読書は優秀な人との対話です。賢人との対話です。


遠い昔、大学への入学は読んだ本の数や種類で決まったそうです。本は一部の金持ちのものであり、そして、本を読んでいる人は頭が良いと見られていたんですね。ライバルより1冊でも多くの本を読めば、その勝負を有利に進めることができます!


また、アメリカ合衆国の歴代の大統領が全員、速読を習得していることは有名な話です。ケネディ元大統領は、朝食前に主要新聞各紙に目を通し、朝食中に主要な資料に目を通していました。
カーター元大統領も、側近達とともに速読のトレーニングを行いペーパーワークが苦にならないまでに上達したと自伝に記しています。
セオドア・ルーズベルト元大統領も、毎朝、朝食前に一冊本を読んでいました。


今の情報化社会では数ある情報の中から必要なものだけを見つけ出したり少ない時間を利用して書籍を読み、知識を増やすことは必要不可欠です。


今日を変えれば明日が変わります。まずは、変化の第一歩を踏み出すことです。


3日で1冊読むと1年間で121冊の本を読むことになります。あなたの周りに1年で100冊以上の本を読んでいる人はいるでしょうか?ほとんどの人はそんな人を見つけることはできないと思います。仮に100冊以上の本を読んでいる人がいたとしたら、その人はどんな人ですか?優秀な人ではないですか?年間100冊の本を読むだけで別人のようにバージョンアップできますよ!「今日を変えれば、明日が変わります!」まずは、いつもと違う第一歩を!


※2009年は数に走らずに良書をしっかりと読んでいこうと思います。
2009年の目標 »


任天堂DS「右脳を鍛える」で有名な川村教授が
ウェブ限定でノウハウを公開!

川村明宏のジニアス速読術
30年以上の速読についての研究と開発の結果を知ることができます。500ページの本を30分で読みたい人向け。

川村明宏のジニアス記憶術
睡眠時間を削り、ひたすらノートに書いて暗記する方法は時間の無駄です。

本を買うならアマゾン
サイト内 検索
カテゴリ
カレンダー
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
月間バックナンバー
新着記事
オススメ
オススメ
links
profile
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
sponsored links